「朝10分デイトレ」なら会社員でも稼げる? 年収1億円超の元ディーラーのマル秘テク

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この手法は、一日中マーケットに張り付かなくてもできるもので、トレードする時間が制約されるサラリーマンにとっては、まさにうってつけです。

なぜ、前場の取引がスタートしたばかりの時間なのでしょうか? それは株式を売り買いしたいと思っている人が少ないため、10分間という短い時間で利益確定できる可能性が高いからです。

あくまでも9時10分までの間に利益を確定させるか、もしくは買った値段に近いところで撤退するというものです。9時10分を過ぎると、徐々に多くの投資家が参戦してくるため、この手法そのものが困難になります。

強い板でエントリーが基本

株価はつねに変動しています。だから、株式投資で利益を得ようと思ったら、将来の株価がどう動くのかがわかれば完璧です。誰でもお金持ちになれます。

でも、現実には、株価の未来を正確に当てることはできません。どの銘柄でも株価がこれから上がるのか、それとも下がるのかは、基本的に誰にもわからないのです。わからないけれども、投資家はみんな、将来の株価がどうなるのかを予測しようとします。

スキャルピング(超短期売買)やデイトレードなどを行っている短期のトレーダーは、ファンダメンタルズよりもテクニカルを重視して、ほかのどのトレーダーよりも早く株価の動きを先読みしようと、独自の視点からテクニカル分析を行うのです。

でも、こうしたテクニカル分析よりも早く、株価の動きを先読みできる方法があることをご存じでしょうか。それが、「板読み」なのです。

各ネット証券会社が提供している板情報には、売りと買いが各10本程度表示されるものと、すべての情報が表示されるものがあります。10本を超えるすべての板情報を見ることができるものを「フル板」といいます。

板情報は、数字の列で表示されています。真ん中の株価を挟んで、左と右にある数字が株数です。左の列は売り株数を、右の列は買い株数を示しています。

基本的に、買いたい人は少しでも安く買おうとしますし、売りたい人は少しでも高く売ろうとするため、板では売り株数が上方に、買い株数が下方に並ぶ形になります。

板には、強い板と弱い板があります。簡単に言うと、次のようになります。

強い板:買いたい人が多い、売りたい人が少ない板
弱い板:買いたい人が少ない、売りたい人が多い板

デイトレードで大事なのは、損失を限定することです。損失をコントロールしつつ、利益を狙うのです。これは、下手なリスクを背負わないようにするうえで、とても重要です。

そのためには、買いたい人が多く、売りたい人が少ない「強い板」を探してエントリーするのがいちばんです。

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