そんなときこそ、「本当に大丈夫なのか?」ともう一歩突っ込んだ質問をしたり、個別面談するのも一手です。あるいは、ご自身で解決できないときは第三者の女性を介して、「最近、Aさんの体調不良が続くようだけど?」と様子を見るのも必要です。いずれにせよ、放置すれば悪化する可能性もあるので、部下本人もチームも不幸せになる前に行動したいところです。
おや、隣の新人テーブルにこの話が聞こえたのでしょうか?
「同期でさ、入社早々『職場うつ』だとかで、ちょくちょく休みむやつがいるんだよ。俺たちの誘いには上機嫌で参加するのにな。で、休んだ日も、LINEやツイッターはまめに見ているんだよ。サボりにしか思えないよ!」
これを上司の方が耳にしたら、何ともやるせない気持ちになりますよね。「体調不良」で片付けるのは簡単ですが、それが体の具合が悪いものなのか? それとも精神的なものから起因するものなのか? そこの辺りを見極めていかねばならない上司の気苦労のほうが、むしろ大変なストレスだと感じます(部下がただの甘えならば)。
部下は意外と上司と飲みたい??
いやはや、さすがサラリーマンの聖地・居酒屋ですね。面白い現代の「部下あるある」が聞けました。ただ残念だなと思ったのは、部下は部下、上司は上司で飲んでいて、上司と部下で飲んでいるようなグループには会えなかったことです。
確かに昔のように「今夜は飲みに行こう!」と気軽に誘えなくなっている昨今。けれど、お酒を飲みつつ交流を温める“飲みニケーション”も、職場の伝統的なコミュニケーションを担う重要な部分でもあります。
よく耳にする「いまどきの部下は上司と飲みに行くのが好きではない」という言葉。実は現場の声を聞くと、「飲みに行ってコミュニケーションをとりたい。上司から仕事の話を聞きたい。もっと職場の話を聞いてみたい」と考えている部下は意外と多いのです。
さあ上司の皆さん、もう「断られたらショックだから」なんて気弱にならず、部下を飲みに誘いましょう! そして「あるあるトーク」で盛り上がってみては? もちろんこの記事をお読みのビジネスエリートである皆さんなら、「あるある!」と笑いだけで済まさずに、指導すべき点はしっかり指導する、認めるべき点はしっかり認めてあげることでしょう。「お互いの関係を温める」その大切さを、誰よりも理解しているあなたですから。
まだまだ暑い日は続きますが、上司も部下もお互い歩み寄って「楽しい夏」をお過ごしください。
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