イオン、3―5月期が11%営業増益だったワケ

GMSの赤字幅縮小などが寄与

 7月5日、イオンは、2017年3―5月期の連結営業利益が前年比11.4%増の366億円になったと発表した。第1・四半期としては、2年ぶりに過去最高を更新した。7事業中6事業で利益が改善した。写真は千葉で昨年11月撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

[東京 5日 ロイター] - イオン <8267.T>は5日、2017年3―5月期の連結営業利益が前年比11.4%増の366億円になったと発表した。第1・四半期としては、2年ぶりに過去最高を更新した。7事業中6事業で損益が改善。主力のGMS(総合スーパー)事業は、前年同期の102億円の営業赤字から67億円の赤字となり、最大の改善幅で寄与した。

GMS事業の中核となるイオンリテールの既存店売上高は2.7%減となった。ただ、販促費の圧縮などで利益率は改善している。

4月に254品目の値下げを実施。岡崎双一イオンリテール社長は会見で「値下げをしなければ、もっと(売上高は)減少していた」と指摘。値下げによって、1点単価は下がったものの、買い上げ点数の増加や客数増につながっているという。

さらに、岡崎社長は「節約志向は依然として強い」と述べ、8月(訂正)にもう一段の値下げを実施する方針を示した。品目数や値下げ幅は現在検討している。

一方、食品スーパーは、営業減益となった。人件費の増加や3―4月の天候不順などが影響した。

3―5月期の連結営業収益は前年同期比1.1%増の2兆0681億円で第1・四半期として過去最高となった。

2018年2月期の連結営業収益は前年比1.1%増の8兆3000億円、営業利益は同5.6%増の1950億円の見通しを据え置いた。トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト9人の営業利益予測の平均値は1988億円となっている。

同社は、5月の株主総会の際に、2020年2月期の連結営業収益を9兆5000億円、営業利益を2900億円とする目標を示した。

*発表者側の申し出により、本文4段落目の値下げ時期を訂正しました。

(清水律子)

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • コロナ後を生き抜く
  • 最強組織のつくり方
トレンドライブラリーAD
人気の動画
早慶上理・MARCH・関関同立、少子化でどうなる?
早慶上理・MARCH・関関同立、少子化でどうなる?
日本製鉄は「巨人トヨタ」でも1ミリも譲らない
日本製鉄は「巨人トヨタ」でも1ミリも譲らない
山手線2日間運休「渋谷駅大工事」何をどう変えた
山手線2日間運休「渋谷駅大工事」何をどう変えた
「ニッポン半導体」敗北の真相
「ニッポン半導体」敗北の真相
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
勝ち組シニアと負け組シニア<br>定年格差

「45歳定年」発言に対し一部で猛反発。現実には法改正で70歳までの雇用確保が今春努力義務化されました。人生100年時代といわれる今、従来の定年はもはやなくなりつつあります。老後も働くシニアが第二の人生を勝ち抜くためにすべきことは何でしょうか。

東洋経済education×ICT