ここまで、朝起きた途端にバレる、それはそれは恥ずかしい「デキない人のゆえん」を「下から目線」で謙虚に論じてきた。
では、「一流の朝の過ごし方」とはどのようなものなのだろうか。朝起きた途端でも、たばこを吸わず、変な占いに一喜一憂せず、計画性を持って準備するのはもちろんのことながら、「一流の朝の過ごし方」は次の3つの要件を兼ね備えている。
「一流の朝の過ごし方」3つのポイント
一流の朝は、生産性の高い仕事への時間配分から始まる。
「今日1日、達成しなければならない最優先事項トップ3は何だろうか? 」と、一流の人は毎日、その日やるべき優先順位の高い仕事をわかっており、「なんだか忙しくしているけど、やらなくていいことばかりやっている」という、二流の忙しい人には転落しないのだ。
一流の人は毎朝、「やらなくていい仕事」「やったほうがいい仕事」「やらなければならない仕事」の3つの区分が明確にできており、「今日、やらなければならない仕事トップ3」をつねに答えることができる。
これに対して、デキない人は「重要ではなく、意味もないけど、やりたいこと」に、朝の大半を費やすのだ。
次に、「一流の朝の過ごし方」に不可欠なのが、朝の散歩である。
私は、日本中のさまざまな分野の第一人者であるお医者様に、とある理由から「彼ら彼女らの健康法」を聞いてまわっているが、いちばん多いのが「1日に1~2時間歩く」というものである。
そもそも人間はじっと座っているようにデザインされておらず、「歩き回ることが基本」という生活を何百万年と送ってきたので、現代人のように座ってパソコン漬けの生活が、自然の摂理に反していることを重々理解しているのだ。
かくいう私も、毎朝1時間、下手したら1時間半も歩いており、おまけに自分自身で誇らしくなるほど、ときには腕を大きく振って早歩きをすることで、さらに健康を増進している。
やはり一流のグローバル・エリートは、歩き方も一流なのである。
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