「住みよさランキング2017」中国四国・九州編

九州・沖縄ブロックは北高南低の傾向が続く

九州・沖縄は福津が合志に代わってトップに

「九州・沖縄」では、福津市(福岡)が昨年2位から浮上して1位となった。2位は昨年まで3年連続トップだった合志市(熊本)。3位は鳥栖市(佐賀)だった。

福津市は全国順位を昨年44位から今年35位に上げて、ブロック内トップになった。福岡県の北部、北九州市と福岡市との両政令市のちょうど中間に位置する。市の西部は玄界灘に面している。約22kmの長い海岸線には、「九州の湘南」とも呼ばれる福間海岸を擁し、マリンスポーツを楽しむ人や海水浴客でにぎわう。

人口は約5.8万人(2015年国勢調査)。ここ数年は人口および世帯数ともに増加基調で、それぞれの増加率は全国的にみても高い。「快適度」が全国3位、利便度が全国106位でこの2部門が寄与した。

合志市は全国順位が44位。昨年は43位で、順位も偏差値も昨年とほとんど変わっていないが、福津市にわずかの差で追い抜かれ2位に後退した。熊本県北部に位置。その北部は広大な農地が広がり、熊本市に隣接する南部は同市のベッドタウンとして発展している。

また、多数の企業が進出する産業都市としての顔も併せ持つ。人口は約5.8万人。福津市同様、人口・世帯数ともにここ数年は増加し続けている。「快適度」が全国13位、「安心度」が全国12位でこの2部門が全国トップクラスの評価を得ている。

3位の鳥栖市(佐賀)は昨年と変わらず同順位。2013年までは5回連続同ブロックのトップだった。佐賀県の東端部に位置し、福岡県と境を接している。地理的には福岡県南部の都市よりも福岡市に近い。同市や久留米市など福岡県との経済的結びつきが強い。人口は約7.2万人(2015年国勢調査)。「快適度」が全国55位。「住居水準充実度」以外の4指標が全国平均を上回っている。

このブロックは毎年九州北部の都市が強い。トップ20に福岡県が6市、佐賀県が5市、熊本県が5市ランクイン。上位は政令市を抱える福岡・熊本両県とその周辺県の都市が目立つ。逆にその両県から離れている九州西部の長崎県や南部の宮崎・鹿児島県および沖縄県の都市はなかなか上位に食い込めない傾向が続いている。

各県のトップは、福岡が1位の福津市(全国35位)、佐賀が3位の鳥栖市(全国65位)、長崎が32位の大村市(全国471位)、熊本が2位の合志市(全国44位)、大分が4位の中津市(全国172位)、宮崎が14位の都城市(全国330位)、鹿児島が19位の姶良市(全国369位)、沖縄が23位の豊見城市(全国417位)であった。

次ページ最後は各県トップ3を一挙紹介
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