東京で「食べログ」点数が最高な街はどこか 「安くて満足」な店が多い街も客単価から分析
六本木が「平均3.50点」でトップ
「平均3.50点」で、見事1位になった六本木。年収の高い富裕層が住んでいる土地柄であることが影響しているはずだ。六本木がある港区は、東京23区の所得第1位で1111万円(総務省の2016年度「市町村税課税状況等の調(しらべ)」を基に算出)。大手のIT企業など優良企業が本社を構えており、社員が高収入であることで知られる外資系金融機関も多い。そういった事情もあり、優良店が集積しているのだろう。
もちろん、六本木は店舗の賃貸料など、出店コストやランニングコストは相応に高い地域ではある。だが、それでも日本一地価の高い銀座に比べると安くすむケースが多いはずだ。飲食店にとっては、客単価の高さを期待できるが、銀座に比べたらコストを抑えられるというメリットは、かなり大きい。
1人あたりの予算が何円くらいの店が多いのかを調べると、1人あたり1万5000円以上かかる店はぐっと少なくなる。
いくら懐に余裕がある人を相手にしているといっても、六本木の飲食店がしのぎを削る主戦場が「5000~1万円未満」あるいは、「1万~1万5000円未満」のゾーンだということがよくわかる。
六本木に出店している飲食店のジャンルで多かったのは、イタリアン、フレンチ、寿司、居酒屋、焼肉の順番になった。いまや、食べログで話題性があり、評価の高いイタリアンを食べるならば、六本木をチェックすることが不可欠だと言えそうだ。
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