グルメサイト「4強時代」、生き残るのはどこか 「食べログ対Retty」仁義なき戦いの行き先
2016年も残すところあと1カ月と少し。2017年はどのような年になるのだろうか。
日本を代表するシンクタンクである三菱UFJリサーチ&コンサルティングが『2017年 日本はこうなる』で、景気の行方から企業経営、働き方、ライフスタイルまで、最新トレンドを解説している。
本記事では、「失敗しない店選び」に欠かせないグルメサイトの今後を展望する。
食べログvs.Retty
現在、国内グルメサイトは大手4社がしのぎを削る構図だ。ユーザー数約7500万人の食べログを筆頭に、ホットペッパー、ぐるなび、急成長中のRettyが続く。
すでに食べログとRettyの間では、首都圏の「口コミ数ナンバーワン」を巡るバトルも展開された。
2015年7月2日、Rettyを運営するRetty社は、「主要エリアの月間口コミ数で国内最大手グルメサービスを超えた」と発表したのだ。その翌日、食べログを運営するカカクコムはRetty社の主張を真っ向から否定するプレスリリースを発表。いわく、「食べログでは200文字以上のコメントを含む口コミのみをカウントしているが、Rettyはコメントや写真を含まないものもカウントしている。Rettyの基準に従った場合、食べログの口コミ数はRettyのそれを大幅に上回る」。
グルメサイトの競争は激しさを増しているように見えるが、この状況はいつまで続くのだろうか。
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