ドイツの10代は「初恋人」を社交ダンスで作る

ダンス教室は「子が安全に異性と出会える」場

ダンス教室の2カ月コース終了後に開催される舞踏会は、親にとって子どもの成長を確認し、喜ぶ場。カクテルドレスで着飾った我が娘を見ながら「あんなに小さな赤ん坊だったウチの子が、男性とダンスを踊るようなお年頃になったのね」とウルッと来たり、タキシードをビシッと着こなし女性をエスコートする息子を見て「ウチのあの頼りなかった息子も、ちゃんと女性をリードできるようになったのね」などと目を細めるのです。

カップル文化で必要なことはダンス教室で学ぶ

筆者はよく「ドイツやヨーロッパではどんな男性がモテますか?」と聞かれますが、社交ダンスはもちろん日常生活においても「女性をスマートにリードできる」男性がモテます。レディファーストであることも含め、紳士的な振る舞いをいかに自然にできるか、というのがポイントです。

加えて、見た目上の“釣り合い”も大事な要素です。ドイツでは、皆どこか無意識のうちに「私たち、絵になるカップルかしら?」と釣り合いを気にしています。結果的に、これがパートナー選びの1つの判断基準になっている印象すら受けます。

カップル至上主義のドイツで身に付ける必要のある「異性に対する身のこなし」「絵になるカップルかどうかを見極める訓練」は、どちらも10代が通う「社交ダンス教室」から始まっているのです。

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