駐日大使候補「ウィリアム・ハガティ」の正体

日本で働いた経験を持つビジネスマンの手腕

コーカー上院議員はさらにこう続けた。「私は数千人の生活と、われわれの経済に多大な影響を与える外国直接投資の交渉にビル(ハガディ氏の愛称)とともに臨んだことがある。ビルは米国の利益に加えて、日本との関係を構築するのに並外れた交渉スキルを持った非常に有能なリーダーだ」。

今のところ、上院外交委員会の民主党議員は、異議を唱えていない。筆頭議員(ランキングメンバー)であるベン・カルダン上院議員は、トランプ大統領が大嫌いだが、ハガティ氏を支持することを示唆している。

コンサルタントとして3年間日本に駐在

上院外交委員会は最近、ワシントンで党派を超えた数少ない組織の1つとなっていて、コーカー上院議員はとりわけ民主党議員から尊敬されている。昨年の大統領選でコーカー上院議員は当初、トランプ大統領を支持し、国務長官候補としてトランプ大統領と面談もしていたが、時が過ぎるにつれてトランプ大統領と距離を置くように。こうした姿勢が民主党議員からの支持を得ている。

ここ最近もトランプ大統領への「攻撃姿勢」を強めており、特にトランプ大統領とロシア政府関係者の関係を深く懸念。トランプ大統領とロシアが高度なセキュリティ機密情報を共有しているという最近の報告についてコーカー上院議員は5月16日、「ホワイトハウスは負のスパイラルに陥っている。彼らは現在起こっていることのすべてを理解するすべを見つけなければならない」と語っている。

さて、ハガティ氏が駐日大使に就任するにあたって、注目されるのは彼が有する2つのスキルだ。まず1つ目は、日本に対する知識だ。ハガティ氏は過去に、ボストン・コンサルティング・グループのコンサルタントとして3年間東京で働いていたことがある。彼は日本にとって「よそ者」ではない。

ハガティ氏はまた、テネシー州経済開発庁のコミッショナーとしても3年間働いていた。その間同氏は、自らの故郷、テネシー州を、日本企業が最も投資しやすい州のひとつに押し上げた実績を持つ。つまり、これが、コーカー上院議員が言うところの「米国の利益に加えて、日本との関係を構築するうえでの並外れた交渉力」だろう。

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