「鉄道ヘッドマーク付きビール」企画の舞台裏

毎年変わるテーマ、今年は「エル特急」

今年のヘッドマークチャームは18種類。ヱビスビール12種類、ヱビスマイスター6種類となっている(筆者撮影)

――四角になったことで、サイズも大きくなりましたね。その分コストもかかったのでは?

「コストに関しては、これまでは留め具のところが鉄だったんですが、今回は真鍮(しんちゅう)に変えて強度を上げています。そこにコストがかかりました。それから、丸のほうがコーティングが放射状に広がってきれいにできるのですが、今回は四角なのでコーティングに少し苦労しました」

――前回はコレクションフレームが当たるプレゼントキャンペーンがありましたが、今回は募集がありませんね。

「前回やってみて、このヘッドマークを集めること自体に満足しておられるお客様が多いことに気づきました。なのでその分、ヘッドマークが付いた商品の出荷数自体を増やすことのほうに力を入れました」

――ヱビスビールとヱビスマイスターで、ヘッドマークに何か差はあるのでしょうか?

「そこに違いはありません。出荷数としては、マイスターはヱビスより少ないですが」

「なぜあの列車がない?」の声も

――ヘッドマークの種類を全コンビニ共通にしたのはなぜですか?

「昨年は、コンビニによって種類を分けて、集めることを楽しんでいただこうと思っていました。ゴールデンウイークをはさんだので、旅先で見つけるという楽しみ方もできるのでは? と思っていたのです。しかし特に遠方のお客様から全部集められない、という声が多く届きました。そういう方にも満足いただけるように、今年は集めやすくしました」

――今年の反響はどうでしょうか?

「昨年のテーマだった寝台特急のように特別な気持ちで乗るものと比べると、エル特急は日常的に乗る感じがある。その辺は賭けでした。しかしむしろ身近に感じられるという方も多くいらっしゃって、おおむね好評です。エル特急の種類は多いので、なぜあれがない? というお声もいただきます(笑)」

次ページキャンペーンは来年も…?
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