「鉄道ヘッドマーク付きビール」企画の舞台裏 毎年変わるテーマ、今年は「エル特急」

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――確かに、なぜ「大雪」(今年3月のダイヤ改正で復活したJR北海道の特急列車名)を入れなかったのか私も疑問でした。入れればさらに話題になったのでは?

「企画は半年前から考えるんですが……発表に早く気づいていれば(笑)」

――来年もこのキャンペーンはあるのでしょうか?

「ヱビスと共に、ちょっとした幸せな時間をまたご提供できたらいいな、とは思っています。手に取ったお客様がいろいろな思いを持たれているのを感じられるのがこちらもうれしい。なんとか続けられたらいいのですが……」

ビールと鉄道のコラボはほかにも

最後に、珍しい写真を提供していただいた。

ビヤステーション恵比寿の様子。向こうを走るのは山手線の103系電車だ(提供:サッポロビール)

現在の恵比寿ガーデンプレイスにある店ができるだいぶ前、同じ場所に「ビヤステーション恵比寿」として列車レストランを営業していた1985年頃の写真だ。機関車EF58 91を青色に塗り替え、客車も3両連結していた。JR発足の年をまたぎ、かなりにぎわっていたが1989年に閉館となったそう。今もあれば、さぞかし大人気だったろう。私も毎週通ったに違いない。

今月23日には、約58年ぶりに東武鉄道鬼怒川線に復活するSL「大樹」を記念して、サッポロ生ビール黒ラベル 東武鉄道 SL「大樹」缶を発売する。これ以外にも、よく鉄道とのコラボ缶などをやっているようだ。

ビールと鉄道の相性の良さは昨年の記事にも書いた。サッポロクラシックは相変わらず私の家に常備してある。飲むたびに、鉄道旅の思い出がよみがえる。ヘッドマークチャームを眺めながら、今日もまたヱビスを空けるのであった。

次ページ四角いヘッドマークを見ていたら…
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