裏庭にバーを作ると人生は最高に豊かになる 3万5000円で作った米国人女性に聞いてみた

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
電気の配線も自力でこなし、電光掲示板も設置した(著者撮影)

「アウトドアのカウンターバーにずっとあこがれていたから」とウィルコックスさん。小屋の内部の壁には白ペンキを塗り、電気の配線も自分でやり、合計8つのソケットをつけた。

バーの中には小さなベンチが(著者撮影)

グラスや電気式クッカーはガレージセールなどで見つけたアンティーク品でそろえ、家族や親戚の思い出の雑貨でバーの壁を飾りつけた。彼女の娘がサッカーで地区の代表選手に選ばれたときの新聞記事の切り抜きから、アイリッシュ風のマグカップまで、思い出の品が壁いっぱいにかかっている。

「私自身がアイリッシュの家系で、16人の兄弟姉妹がいる大家族で育ったので、北はアラスカから、南はフロリダまで、各地の面白いカップや雑貨を兄弟姉妹たちが『これもぜひ飾って』と送ってくれる」とウィルコックスさん。廃材を利用してベンチを作り、人が座れる場所も手作りした。

スポーツ中継も楽しめる

バーの中にはミニ電光掲示板を取り付け、さらにテレビとアップルTVも設置した。必要とあれば、自宅で契約しているケーブルテレビのスポーツ中継を、Wifi経由で、バーの中でもTV画面に流せるようにした。

バーを完成させたのは4年ほど前。それ以来、友人の結婚式のリハーサルディナーなどを開催し、50人以上の人々が参加するイベントを何度も成功させてきた。

いすも手作り(写真:Drew Baar)

アメリカでは、近所の人々との親睦を図るパーティが盛んで、同じブロックに住む住民や友人たち100人ほどが1度にやってくることもある。

家の中でそんなブロックパーティを行おうと思えば、事前に必死に部屋を掃除をしたり、足りないいすをそろえたりしなければならない。それだけで疲れてしまう。だが、バックヤードバーでパーティを行えば、家の中を掃除する必要もなく、飲み物と軽食さえ用意すれば、気軽に人を呼べるのが利点だとウィルコックスさんは言う。

次ページたき火も楽しめる!
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事