裏庭にバーを作ると人生は最高に豊かになる 3万5000円で作った米国人女性に聞いてみた

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たき火があると自然に人がその周りに集まる(写真:Drew Baar)

さらに、バーの前の地面にキャンプファイアのように火を燃やせる場所を石で作り、そこで肉や野菜を焼けるようにした。

「たき火があると、自然に皆が集まってくるし、日が暮れて、真っ暗になっても、火があるだけで、パーティが続行できる」と彼女は言う。

バーの内側から庭を眺めると、ビーチバレーボールのコートが(著者撮影)

極め付きは、バーの隣に設置されたビーチバレーボールのコートだ。本格的に砂をまいて整備までする徹底ぶりだ。

たった3万5000円で作ることができた

ウィルコックスさんの2人の子どもはすでに成人して巣立ち、現在はパートナーとの2人暮らし。そのため、庭でおおっぴらにアルコールを振る舞うパーティも気兼ねなくできるようになった。未成年の子供が自宅に住んでいると、なかなかそうもいかないからだ。

バーの前には木の板を敷いてはだしで歩けるようにした(写真:Drew Baar)

このバックヤードバーを手作りするのにかかった費用は約3万5000円。家具や窓などはほぼすべて廃材や中古品を利用して安く抑えた。冷蔵庫は友人からもらった。

DIY好き、自宅改装が趣味のアメリカ人にとって、友人にうらやましがられる自作のバーは究極のソーシャルステータスかもしれない。

一軒家があるだけではダメで、大きな庭がないとバーが映えず、大人数の客を呼べない。つまり、郊外に広大な庭付きの家を買える層だけが楽しめるアメリカンドリームなのだ。

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