「正直すぎる発言」で身を滅ぼす残念な人たち なぜ失言は繰り返されるのか

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このように正直すぎる発言が不用意な失言となり、報いを受けることになった3人。「自分もやりかねない」と感じた人はたくさんいるのではないでしょうか?

誰かをネガティブにする発言は「控える」

失言は悪意からとは限りません。正直な発言にもかかわらず、誰かを傷つけ、周囲に悪影響を与えることがあります。そんな、正直すぎる(不用意な)発言で報いを受けるのは避けたいもの。ならば、どうしたらいいのでしょうか?

沈黙は金なりという諺(ことわざ)がありますが、誰かをネガティブにする発言は絶対に控える発言基準をもつべき。その基準は正直さを超えるものです。うそをつくのではなく「控える」のです。

・言わないで控える

・知らないと控える

ことをお勧めします。さらに相手の質問に対して瞬発的に回答する前に「誰かをネガティブな状況にしないか?」数秒くらい間を置いてから発言するように心掛けましょう。

もし数秒置いても回答できないと判断したときには、「後日回答します」と先送りしても構いません。下手に知ったかぶりの発言するのは避けましょう。

さて、お釈迦様の説いた言葉で因果応報という教えがあります。原因をつくった人に結果が訪れるという意味ですが、自分の発言が持つ影響力を覚悟せよ……という教えと理解することもできます。あるいは口は災いの元、三寸の舌に五尺の身を滅ぼす、言わぬが花など、長い歴史を振り返っても、不用意な失言は自分に報いをもたらすとの教えはたくさんあります。報いを受けた政治家のように、失言で身を滅ぼさないように「控える」ことを忘れないでください。

高城 幸司 株式会社セレブレイン社長

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たかぎ こうじ / Kouji Takagi

1964年10月21日、東京都生まれ。1986年同志社大学文学部卒業後、リクルートに入社。6期トップセールスに輝き、社内で創業以来歴史に残る「伝説のトップセールスマン」と呼ばれる。また、当時の活躍を書いたビジネス書は10万部を超えるベストセラーとなった。1996年には日本初の独立/起業の情報誌『アントレ』を立ち上げ、事業部長、編集長を経験。その後、株式会社セレブレイン社長に就任。その他、講演活動やラジオパーソナリティとして多くのタレント・経営者との接点を広げている。著書に『トップ営業のフレームワーク 売るための行動パターンと仕組み化・習慣化』(東洋経済新報社刊)など。

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