東洋経済オンラインでは、就活中の学生を対象にした、「就職ブランドランキング調査」の結果を定期的に発表している。2018年春に大学や大学院を卒業する予定の学生を対象にした調査結果も、すでに発表(2018年卒対象の総合順位はこちら)しているが、男女別や文理別といった属性別のランキングについても作成している。今回は、女子学生を対象にした、「就職人気ランキング・女子学生版」の上位100社を見ていこう。
このランキングは文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所の調査を基にしたもので、調査対象者は、同社の就職サイト「ブンナビ!」に登録している学生。2016年12月1日から2017年3月31日までが調査期間となっている。なお、ランキング表には参考値として、2018年卒・前半の総合順位と、前年同時期の女子順位を掲載している。
食品メーカーもまだまだ根強い人気
1位は全日本空輸(ANA)がランクイン。前年の4位からのランクアップとなり、圧倒的な得票数で総合でも1位になった。キャビンアテンダント(CA)の正社員化や総合職で女性の採用が増えていることが要因として挙げられる。
さらには航空業界自体が女子で人気になっていることも挙げられる。日本航空(JAL)も前年の9位から5位にランクアップした。さらに、ANAやJALの関連会社である、ANAエアポートサービスが7位、JALスカイも8位に入っている。CAなど、航空事業の仕事を「あこがれの仕事」ととらえる女子学生も多いが、今年はそうした層が例年より多かったようだ。
2位と3位にはメガバンクが入った。前年1位のみずほフィナンシャルグループは今年は2位に。その影響か、総合順位も3位になってしまった。三菱東京UFJ銀行も1つ順位を下げているとはいえ、このメガバンク2行の人気はまだ根強いといってよいだろう。
女子ランキングでは食品メーカーの人気が強く、今年はさらにその傾向が強まった。4位の明治グループ(明治・Meiji Seikaファルマ)は、前年の7位からランクアップし、そのほか9位森永製菓(前年27位)、16位味の素(前年37位)など多くが順位を上げている。
そのほか、11位オリエンタルランド(前年23位)、14位資生堂(前年33位)、17位博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ(前年33位)などが前年から順位をアップさせている。
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