もちろん、恋愛や結婚に興味のない方、あるいは、同性愛者の方もいるでしょう。そうしたことをふまえても、恋愛や結婚を希望する若い男性は、相手を選ぼうが選ぶまいが、一定数は確実に余ってしまうのです。ぜひ彼女を大切にしてください。
「第15回出生動向基本調査」(国立社会保障・人口問題研究所)によれば、2015年の調査では、恋愛結婚が87.7%、お見合い結婚は5.5%になっています。現代ではほとんどが恋愛結婚です。カップルが初めて出会った年齢の平均は夫26.3歳、妻24.8歳で、4.34年の交際期間を経て結婚をしています。こうした数字を見ると、JUNさんは結婚に関してごく一般的なルートを歩んでいることがわかります。
いずれにしても、「有名私大卒で、顔もけっこうかわいく、彼女として特に不満はありません」とおっしゃっているので、なんだかんだ言いながら、結婚にそれほど抵抗を感じているわけではないと思います。ですので、結婚したら家庭に入りたいという彼女の意見に対して、JUNさんはどうすればいいのかを考えていきます。
男性側が仕事大好きなら、夫婦として成立する
彼女は、「仕事が好きなわけではなく、いつまでも働きたいというわけではない」とのことですが、一方のJUNさんは「仕事が好きで、いつまでも働きたい」のでしょうか。もちろんそうであれば、1人で家計を支えるリスクはありますが、夫婦の組み合わせとしては成立しています。言えることは、健康に気をつけて、定年まで仕事を頑張ってくださいということだけです。
「ケチな男に思われそう」と躊躇していますが、もし、自分だって「仕事が好きなわけではなく、いつまでも働きたいというわけではない」、あるいは、そこまでいかなくても「好きで働いているわけではない」とすれば、素直に共働きをしたいと彼女に伝えるべきです。
これは単に経済的な問題だけではありません。夫婦になれば、長期的に生活を共にしていくわけですから、見栄を張らずにお互い本音で話し合って、いい関係を築いていく必要があります。
ただ、これを男性の見栄の問題としてだけで片付けるのは少々問題です。この件に限らず、男性がすると「弱さ」として理解されてしまう言動全般に同様のことがいえます。仮に胸襟を開いて話しても、彼女が受け入れてくれないかもしれず、まさに心配しているとおり、「ケチな男」だと思われる可能性だってあります。
男性の「弱さ」は、男性自身の問題だけではなく、それを誰が受け止めてくれるのかという側面も考えなければなりません。だから、素直になれば彼女は必ず気持ちをわかってくれるはずだ、などと言うのはあまりに無責任なアドバイスです。
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