ホームベーカリーがあると、おいしい焼きたてパンが楽しめる。しかし、それは日頃から糖質制限をしている人にとってはマイナスの、いけない誘惑ともいえる。ならば、糖質をカットしたパンを焼くという手がある。それが、ブランパン対応ホームベーカリーだ。
「ブラン」とは小麦の表皮や胚芽などの部分で、「小麦ふすま」ともいわれる。小麦粉にするときは省かれるが、実は多くの栄養素や食物繊維が含まれており、逆に炭水化物(糖質)はほとんど含まれていない。最近では、コンビニエンスストアでも、このブランを使った低糖質パンが販売されており、ヒットしている。
糖質制限中でもオーケーの「ブランパン」
ツインバード工業の「ブランパン対応ホームベーカリー」はこのブランパンを焼くための専用モードを搭載している。ブランパンにこだわるため、コンビニエンスストアにブランパン用のブラン粉を出荷している鳥越製粉とコラボレーションし、専用のブラン粉を用意。特別な手間なく、具材を入れるだけで手軽にブランパンが焼けるのだ。
実際に焼いたブランパンは、パン生地がしっかりと詰まった密度の高い食感。食べ応えがあるため、糖質制限を意識することなく、満腹感が感じられる。糖質が少ないため、そのまま食べると若干のボソボソ感はあるが、バターやオリーブオイル、アボカドなど、脂質をプラスすることで、糖質を取ることなく、満足できる朝食になった。
もちろん普通の食パンも焼けるため、気分によって、ブランパンの日、普通のパンの日と、使い分けることもできる。
ちなみにブランパン6枚切り1枚(約80グラム)に含まれる糖質は約4.5グラム。一般的な食パンの6枚切り(約67グラム)に含まれる糖質は約29.8グラムなので、6分の1以下にカットできるということだ。
専用の「低糖質ブランパンミックス」は3斤分で約1200円と決して安くはないが、コンビニエンスストアでひとつずつ購入することを考えたら、おトクだといえる。低糖質派の朝食に、ブランパンは有力候補になりそうだ。
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