就活「グループ・ディスカッション」の攻略法

司会進行役がやっぱりプラス評価なのか?

1 時間配分を決める

GDに与えられる時間は、短いもので15分、長いもので1時間。まずは何に何分使うかを決めよう。たとえば30分の場合であれば、議論の条件決めに5分、各自で考えをまとめるのに5分、議論に10分、意見を整理するのに5分、結論を出すのに5分、といった具合いである。

2 議論の条件を決める

与えられた課題と、最終的に導き出す結論について、メンバー全員の認識を合わせておく必要がある。漠然とした課題の場合、限られた時間内に有効な議論を進めるために、このグループでの議論の前提条件を決めておくことも必要。たとえば、「〇〇の売り上げを2倍にするには」という課題なら、「場所」「種類」「利益」などについての条件を決めることで、議論が散漫にならずに済む。

3 各自で考えをまとめる(時間が短い場合は省略)

いきなり議論を始めるのもいいが、他人の考えに簡単に引っ張られないためにも、各自が自分の考え(アイデア)を整理しておくことが大切だ。議論では、いろいろな考えや意見が出ることが重要であり、最初からよさそうな考えに集約していく必要はまったくない。

異なる意見も頭ごなしに否定しない

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4 議論する

各自の考えを出し合う際に大切なのは、自分の意見ばかりを通そうとするのでなく、全員が意見を出しやすい状態を作り出すこと。限られた時間を独り占めにせず、さらに自分と異なる意見に対して、頭ごなしに否定することのないようにしたい。書記は、意見ごとに別の紙に記録し、後から意見のグルーピンクをしやすくしておくといいだろう。

5 意見を整理する

議論が白熱していたとしても、ある程度意見が出尽くしたと思われれば、タイムキーパーは議論を止めて、意見を整理する時間へと誘導する。整理する場合には、書記が記録した用紙をグルーピングするとともに、それぞれの意見のメリット、デメリットや課題についても、まとめておくと結論を出しやすくなる。

6 結論を出す

どんなにいい議論ができたとしても、時間内に最終結論を導き出せなければ、課題を達成したことにはならない。最後は司会進行役がメンバーの合意を得ながら、結論とその理由をまとめよう。課題のタイプによっては、結論は1つだけでなく、複数の意見を残すこともありえる。

GDの課題は、大きく次の5つのタイプに分類される。それぞれのタイプごとに、昨年実際に出題された課題例を挙げておくので、自分なりのアイデアを考えてみてほしい。

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