副業で思わぬ損を強いられた人から学ぶ教訓

社会保険や雇用保険のルールを知っておこう

ダブルワークには思わぬ落とし穴があります(写真:polkadot / PIXTA)

「ちゃんと選んでおけばよかったです」

首都圏に住む40代女性のAさんは後悔しています。大手スーパーのレジ係として1日4時間のパートタイム勤務をするAさん。残業もなく、フルタイマーになれる予定もないことを知ったAさんはダブルワーカーになることを決意しました。

社会保険に加入することになったが

Aさんが選んだのはスーパーの3軒隣にある大手ファストフード店。勤務時間も同じく4時間。2社合わせて1日8時間のフルタイム勤務をすることになったのです。そして2016年10月に、Aさんは2社それぞれの社会保険担当者から「社会保険に加入してもらう」旨を告げられました。

Aさんが勤務していたのはどちらも全国展開している大企業。社会保険(健康保険・厚生年金保険)の被保険者数が500人を超えていたため、2016年10月の法改正によりAさんをはじめ1週間20時間以上勤務するパートタイマーは皆こぞって社会保険の被保険者となることとなりました。

「どちらで加入するか選んでください」

Aさんは「両方で加入するのはおかしい」と思い、スーパーの担当者に別の会社からも加入を促されている旨を報告したところ、このような回答を受けました。そこでAさんは「保険にそうそう違いはないだろう」と思い、ファストフード店を運営する外食企業のほうで社会保険に加入をすることとしたのでした。

ところが、同じ大手スーパーで働き、地場企業が運営する外食店で働くダブルワーカーであるBさんの話を聞いてAさんは困惑しました。それは、大手スーパーでAさんと同じ時給、そして同じ勤務時間のBさんの保険料がAさんの保険料よりも低額だったからです。Aさんはその話を聞いて大手スーパーの社会保険担当者に「保険料の計算を間違えている」と苦情を言いに行きました。

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