4.小手先のテクニックに頼り、不勉強のまま面接に臨む
志望する企業を研究するのは当たり前だが、それをやらないで本番に臨む学生がいる。そういう“不勉強撃沈系”の学生を、人事は志望動機が薄いと判断する。提出文書に「志望している」と作り話を書いても無駄であり、付け焼き刃はすぐに剥がれる。小手先のテクニックで成功できるほど就活は甘くない。
・面接前にお客様として店舗へ行くよう、説明会で助言しているが、行かない学生。面接時に必ず質問するので、行っていないと、それだけで志望意欲が低く感じて不採用となる(301~1000人、サービス)。
・当社の専門分野に対して、深く知識があるとアピールし、案の定、面接官からの質問に答えられず、撃沈した学生(301~1000人、メーカー)。
・志望動機を書いているものの、業界・企業研究ができていない。自己紹介書に書いていることを深く聞くと詰まってしまう(301~1000人、メーカー)。
ゲームし続けた経験=忍耐力がある?
5.自分の価値観が社会で通用すると勘違い
社会経験のない学生の価値観が狭いのは仕方がないとはいえ、自分のクラスタ(集合体、集団)の中で通じるトピックや価値観が、大人の社会でも通用すると考えてはいけない。
・趣味がゲームで、あるゲームを発売後すぐに買って48時間ぶっ続けで完了させたことを、集中力と忍耐力に自信があると言ったこと(301~1000人、情報・通信)。
・尊敬する人物で、歌手(J-POP)をあげた(301~1000人、情報・通信)。
ゲームを徹夜でクリアしたことは、仲間内では自慢話になるかもしれないが、人事は別の見方をする。集中力と忍耐力があるのではなく、「遊びに夢中な学生」と判断されるだけ。また、尊敬する人物としてJ-POPの歌手をあげた学生もいたが、企業面接では「尊敬」と「好き」の区別ができていないと受け取られてしまうだろう。
6.「就活は楽勝」と甘く考えている
「小売業なら誰でも入れる」「語学力があれば就職できる」「文系でもSEになれる」と、就活を楽勝と思うような甘い考えも、人事にはお見通しだ。多くの就活生に自社にエントリーしてほしいと、企業はあの手この手で学生に魅力的なメッセージを送っている。しかしそれは「より優秀な学生に来てほしい」から。誰でも採用するということではない。
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