「初めての一人暮らし」でハマる物件選びの罠 ネット検索だけでは気づかないことが沢山!

✎ 1〜 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 6 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

また、仕事の後に職場の近くで飲む機会があると終電時刻の早さがストレスになることもある。乗り換えの回数や、所要時間、終電の時刻などは、場所を選ぶ際にあらかじめ考慮しておいたほうがいいだろう。タクシーなどで帰る回数が増えそうであれば、職場から近い方がトータルコストは安くなる。家賃は高くなるかもしれないが、あえて職場から30分程度の近場で物件を探すのも手かもしれない。

5.便利な店が遠い

忙しい社会人生活を送っていると、スーパーやコンビニ、安く食事が済ませられる飲食チェーンなどが近くにあったらいいのに、と実感することは多い。また社会人にとって、近くにあると便利なのはクリーニング店。形状記憶ワイシャツや洗えるスーツを使えば不要になるかもしれないが、アイロンをかけるのはけっこう時間がかかる。手間を省くためにクリーニング店を多用するようになるが、クリーニング店に「洋服を出す」「取りに行く」だけで2往復。店が遠いと、不便なことに気付く。

6.管理会社がずさん

「給湯器が突然壊れてお湯がまったく出なくなった。しかし管理会社の対応が悪く、3日間水のシャワーを浴びることになった」(出版・33歳男性)というように、管理会社の対応は生活の質を左右するが、ここも見逃されがち。物件の管理は、物件探しで同行する不動産会社とは別の管理会社がおこなうことが多い。初めて部屋を探す時にそこまで目配りができないかもしれないが、「ゴミ捨て場の清掃が行き届いているか」「共有部分の電球が切れていないか」「集合ポストまわりが散らかっていないか」などが判断材料になる。

会社の住宅手当、支給の条件は要チェック!

7.住宅手当が支給されるか

部屋選びよりも会社の制度にかかわる問題かもしれないが、住宅手当などの家賃補助制度を設けている会社は多い。ただ、支給に家賃の下限(「家賃○万円以上」)などの条件を設けていることがあり、最近では、非常時の対応として会社の近隣に住めば住宅手当を支給するというケースもある。

もうひとつ忘れてはいけないのが、自分が「部屋の契約者」であること。たとえば兄弟で借りて、自分以外の名義で借りた場合、住宅手当が支給されない場合がある。

いずれにせよ、まずは自分の会社の住宅手当がどのような内容になっているか把握した上で、部屋探しや契約の手続きを進めた方がいいだろう。

次ページ内見の大切さ
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事