意外と見落としがちなのは「階段の音」。「1階角部屋で窓が多く、陽当たりは良かったのですが、部屋の前に鉄製の階段があったため、毎晩、階段の音が気になった」(会計・38歳男性)と、地味に悩まされる。
「風」の問題も軽視しがち。「4階で、周囲に建物がなくて良いと思ったら、強い風が窓に当たり、すさまじい音が。怖くて眠れない日もある」(自動車部品・32歳女性)という声もあった。
2.昼と夜の光景がまったく違う
物件探しは昼に行うことが多いが、夜の状況を見ないで決めてしまうことは少なくない。すると、「昼間に訪れて閑静な住宅街だと思って決めたけど、夜になると帰り道に人がほとんどいない。ビクビクしながら歩いています」(出版・31歳女性)というようなことが起こる。
マンションの1階にコンビニがあると、防犯上良さそうにも思えるが、ドアが開く際のチャイムが夜中まで鳴っていたり、ヤンチャな若者が遅くまでたむろして騒いでいたりすることもある。
3.湿気がひどい
「『どうせ、寝に帰るだけで、日中はいないから』と、陽当たりの悪い1階の部屋を選んだら、湿気がハンパない。大切な服にカビが発生し、ショックを受けています」(貴金属・26歳男性)。この人のように、予想以上の湿気に悩まされる人も多い。不動産・住生活ライターの高田七穂さんは、「住宅密集地の1階のような陽当たりの悪い部屋や、窓が少なく通気の悪い部屋は、湿気が多くなりがち。対角線上に窓がある部屋は、風が通るので良いのですが、そういうワンルームは少ない」と指摘する。
交通の便を無視して「憧れの街」に住んでしまうと…
4.会社への交通の便が悪い
「どうせ住むなら、憧れの街に」と会社への交通の便を軽視して、おしゃれな街に住もうとする人もいるが、毎日通勤するうちに「もっと近くに住めばよかった」と後悔することがある。残業を削減しようというご時世だが、実際働いてみると、繁忙期に夜遅くまで残業があったりする。
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