「動き回る人」ほど幸福感を感じやすかった!

英ケンブリッジ大研究チームが解明

大まかに言ってこの研究結果は、「日常的に体を動かすことの多い人のほうが幸せな気分で過ごせていること」や「体を動かしているときのほうが人は幸せな気分を感じている」ことを示唆していると、ケンブリッジ大学の研究員だったときにこの論文の共著者となり、現在はエセックス大の講師を務めるギリアム・サンドストロームは言う。

言い換えれば、時間の長短を問わず体を動かすことと幸福感の間には緊密な関連があるということだ。

もちろん、この種の研究ではどちらが原因でどちらが結果かまでは確認できない。体を活発に動かすことが幸福感をもたらしているのか、それとも幸せだから活動的になっているのかはわからないのだ。ただ言えるのは、活動量が多ければ幸福度も高いということだけだ。

スマホによる調査には限界も

またこの研究には、スマートフォンを使っているがゆえの限界もあるとサンドストロームは言う。というのも、きちんとした運動をした際のデータが取れていない可能性があるからだ。

研究チームは論文で、ランニングや自転車など激しく体を動かす際には携帯電話を持たないケースが多いことを認めている。つまり、この種の運動はアプリやスマートフォンの活動計の記録には反映されない可能性があり、今回の研究データからはきちんとした運動と幸福感との関連は証明できないということになる。

もっとも、規模の大きさや得られた結果の整合性からいえば、十分に説得力のある研究だとサンドストロームは言う。いすから立ち上がって体を動かす回数を増やせば、きっと明るい気分になれるはずだ、というわけだ。

(執筆:Gretchen Reynolds記者、翻訳:村井裕美)

(c) 2017 New York Times News Service

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