朝も座れる?「始発がある」首都圏の駅10選 春の新居探しに狙い目の駅はここだ

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8)竹ノ塚駅(東武伊勢崎線)

最近では東武スカイツリーラインと呼ばれる伊勢崎線は、複々線が延々と続く。同線では足立区の北端となる竹ノ塚駅折り返しの電車が1日を通して多数設定されているが、ラッシュ時に関しては7時台が4本、8時台は2本と意外に少ない。7時台の3本は地下鉄日比谷線直通だが、その後は浅草行きが2本、そしてなぜか北千住止まりと続く。都心部に向かう場合には乗り換えが必要になり、ラクラク通勤とは言い難い。

都外・23区外の「意外な穴場」

9)妙典駅(東京メトロ東西線・千葉県市川市)

妙典駅は2000年開業。朝7~8時台に11本の始発電車がある(筆者撮影)

この先は、23区内からは外れるけれど気になる駅を挙げておこう。まずは、混雑の激しさで有名な東京メトロ東西線。千葉方面から都心へ向かう電車は、西船橋やそれ以遠の東葉高速鉄道、JR総武線からの直通ばかりで、途中駅から乗るのは至難の業となる。

その中で、西船橋から都心寄りに2つ目の妙典駅は、車両基地が隣接していることもあって、朝は7時台に6本、8時台に5本の始発電車があり、日本橋や大手町まで30分ほどで行ける。2000年に開業した比較的新しい駅で、住所は千葉県市川市。意外な穴場かもしれない。

10)つつじヶ丘駅(京王線・調布市)

かつては、つつじヶ丘駅で折り返す電車が多数設定されていたものの、沿線の開発が進み多摩ニュータウンからの乗客増もあって、つつじヶ丘駅折り返しは激減した。かろうじて7時台に3本の上り各駅停車が始発電車として残っており、途中の八幡山駅で優等列車の待避があるものの約30分で新宿に到着する。駅が位置する調布市内や、ちょっと離れるが世田谷区の京王線沿線で住まいを探すなら狙い目の駅かもしれない。

以上、首都圏の都心寄りのエリアで「当駅始発」の電車がある10駅を選んでみた。都心で暮らしたいけれど、満員電車は極力避けたいという人には有益な情報であろう。

野田 隆 日本旅行作家協会理事

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のだ たかし / Takashi Noda

1952年名古屋市生まれ。早稲田大学大学院修了(国際法)。都立高校に勤務のかたわら、ヨーロッパや日本の鉄道旅行を中心とした著作を発表、2010年に退職後は、フリーとして活動。日本旅行作家協会理事。おもな著書に『にっぽん鉄道100景』『テツはこんな旅をしている』『シニア鉄道旅のすすめ』(以上、平凡社新書)、『テツ道のすゝめ』(中日新聞社)、『ニッポンの「ざんねん」な鉄道』(光文社知恵の森文庫)、『テツに学ぶ楽しい鉄道旅入門』(ポプラ新書)などがある。

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