アウディ、2代目「Q5」の妥協なき正常進化 試乗でわかったドライバーズカーの適性

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2016年秋にフルモデルチェンジしたアウディ最新のSUV、Q5にメキシコで試乗した。テストしたのはガソリンとディーゼル仕様の2モデル。果たしてその進化は?

“真の使いやすさ”とは

当記事は「GQ JAPAN」(コンデナスト・ジャパン)の提供記事です

2008年に登場したアウディのSUV「Q5」が初のフルモデルチェンジを受け、2代目へと進化した。2016年秋に開催されたパリ・モーターショーでデビューしたもので、新型は初代モデルのアイデンティティを強く受け継ぎつつも、プレスラインがよりシャープになり、全体の造形もより抑揚に富む。新型A4(2015年に登場)のモデルチェンジ時と同様の手法によりリ・スタイルされた。

初代Q5は、フルサイズ級SUVであるQ7に対して、よりコンパクトなモデルとして人気を博したが、新型のサイズは全長4663×全幅1893×全高1659mmと、従来型とほとんど変わらない。モデルチェンジを繰り返すたびに大型化する傾向がある昨今の自動車開発においては希であり、少なくとも日本の道路事情を考えれば喜ばしいニュースである。「それでも全幅が1.9mもあるじゃないか」というむきは、さらにコンパクトなQ3や、Q2の販売(日本では2017年中に導入を予定)も控えているから、そちらでカバーしようというのがアウディのSUV戦略だ。

インテリアのクオリティで定評あるアウディ車の持ち味は健在で、この新型でもその期待を裏切られることはなかった。特に好感が持てたのは、仕上がりレベルの高さのみならず、各部の操作性がより洗練されたことだ。

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