就活、大手企業の「情報発信」は始まっている 2月までに6割が採用ホームページをオープン

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2月段階では企業によって、2017年新卒採用ホームページと2018年新卒採用ホームページが混在している。2018年新卒採用ホームページでも、フルスペックではないことが多く、2017年版の流用のところもある。若手社員紹介や座談会などのコンテンツは順次追加していくケースが多い。

だが2017年版でも、業務や仕事の内容、各種制度はほぼ変わらないので企業研究はできる。3月の解禁日を待つのではなく、2月にいろいろな業界や企業を調べておき、3月1日に解禁されたらすぐにプレエントリーできる、企業群を用意しておきたい。プレエントリーをすると、自分の「マイページ」が開設され、さらに多くの情報が見られるようになる。

3月1日にプレエントリーできる企業を選べ

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いま選ぶ企業群は、3月解禁スタートダッシュ用のもの。就活を進めていけば、業界分析が進んで、気になる企業も出てくるだろう。そうしたらどんどんプレエントリーすればいい。

3月1日になると急に忙しくなる。具体的には就職ナビからのプレエントリーが始まる。企業の採用ホームページも本格的に動き出し、会社説明会・セミナー、合同の会社説明会・セミナーがあちらこちらで行われる。

同時にエントリーシートや履歴書を受け付ける企業も増えていく。経団連が指針としている選考活動の解禁日は6月1日だが、3月から実質的な面接を始める企業も少なくない。ゴールデンウイーク明けの5月になれば、内定という名称を使わないとしても、”事実上の内定出し”が増えてくる。短期決戦になるので、体力、気力が必要だ。決戦が始まる前に、納得できる企業研究をしてほしい。

佃 光博 HR総研ライター

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つくだ みつひろ / Mitsuhiro Tsukuda

編集プロダクション ビー・イー・シー代表取締役。HR総研(ProFuture)ライター。早稲田大学文学部卒。新聞社、出版社勤務を経て、1981年文化放送ブレーンに入社。技術系採用メディア「ELAN」創刊、編集長。1984年同社退社。 多くの採用ツール、ホームページ製作を手がけ、とくに理系メディアを得意とする。

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