成長が期待される巨大市場
そして何よりも人口は世界第4位の2億4000万人弱という大国で、巨大な市場が魅力だ。経済も、04年のユドヨノ政権発足後、安定成長に向かい、10年以降GDP成長率は6%台を維持している。1人当たりGDPは11年に3000ドルを超えた。08年には日本・インドネシア間の経済連携協定(EPA)が発効しており、投資環境は着々と整いつつある。
国際協力銀行による製造業企業の海外事業展開に関する調査(12年)では、インドネシアは中期的有望事業展開先国・地域の第3位(41.8%・複数回答)。また、回答企業のうち83.7%が有望理由を「現地マーケットの今後の成長性」としている。
『海外進出企業総覧』調査では投資目的も質問しているが、インドネシア現地法人についての回答では、トップの「国際的な流通ネットワークの構築」(34.5%)に次いだのは「現地市場の開拓」(26.9%)だった。
今後も、さらなる成長への期待の下、日本企業の進出が続くことだろう。
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