東洋経済は上場企業はじめ国内有力企業を対象に1967年から日本企業の海外進出に関する調査を行っている。直近の第42回調査(2012年10月実施)の結果を『海外進出企業総覧2013年版』として刊行したが、そのデータを集計したところ、調査時点現在における日系海外現地法人数は2万5204社に上った。
過去ピークに並ぶ新規進出件数
新規進出件数を年次別に見ていくと、2011年は全世界で1017件と、ピークだった04年(1048件)とほぼ並び、海外進出は勢いを取り戻している。12年は736件だが、これは12年10月時点までの集計であり、次回調査では上方修正され1000件を超えるものと見込まれる。
近年の特徴は進出先の分散が進んでいることだ。新規進出先の年次別でみた国別ランキングでは、中国がトップを維持しているものの、かつてほどの中国一辺倒ではなくなっている。
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