グリーは業績が急拡大していた11年から海外展開を本格化した。だが、ヒット作が生まれず、赤字が常態化。12年末には買収した米国子会社の人員削減を実施した。ここにきて国内事業の収益も厳しくなってきていることから、採算改善の見込めない海外拠点をまとめて閉鎖することを決定した。
収益基盤の国内事業を侵食するのは、スマートフォンの普及だ。
スマホ普及で主導権失う
グリーと、ライバルであるディー・エヌ・エー(DeNA)は、従来型携帯電話向けソーシャルゲームで急成長を遂げた。自社のゲームがヒットしたうえ、他社のゲームの配信・課金を代行するプラットフォーム運営で巨額の利益を稼ぎ出した。だが、スマホにおいてこうしたプラットフォームの主導権はアップルとグーグルに移っている。
DeNAは13年1~3月期にサービスの開始以降初めてゲーム内の仮想通貨消費額が減少、同4~6月期は3四半期連続で営業減益となる見込みだ。グリーに先駆ける形で、06年に海外へ進出したが、今もなお赤字が続いている。
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