ユニクロ、さらに伸びる
129位は、いまや日経平均株価を大きく左右する存在となったファーストリテイリング。今13年8月期もユニクロがアジアを軸に店舗を増やし、前期のような夏物処分も減り採算が改善、経常利益の2割増益が見込まれている。今期は為替差益も発生し経常利益を押し上げそうだ。まもなく第3四半期の決算発表が予定されているが、計画どおりなら最高純益を連続で更新する。成長企業らしく、PERは40倍前後。過熱ぎみる向きも少なくはない。
一方、低PERが続くのが商社。ユニクロの1つ上の128位にランクインしているのが三井物産だ。前13年3月期は24%の経常減益で着地したが、今14年3月期は2割強の経常増益が見込まれている。営業利益も反発するが、原料権益など海外の持分会社が利益を伸ばし、経常利益はそれ以上に膨らみそうだ。なお、総合商社は自己資本比率の低い企業が多く、ライバルの三菱商事や伊藤忠商事は30%に届かずランキングの対象外となった。
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