トヨタ式「子どもでもわかる」片づけの極意

ポイントは「使用頻度」と「動作経済」

デスクやクローゼットといった個人の空間のみならず 、 備品コーナーなど複数名で使用する共有スペースについては、「子どもでもわかる・できる」を意識しつつしくみを作りましょう。

リーダーを明確にしつつ、取り組みは全員でやる

最後に、片づけを定着させるための3つのポイントをお伝えします。この記事は職場の片づけについての内容なのですが、家庭でも応用することが可能ですので、その場合は組織を家族という言葉に置きかえて読んでみてください。

1点目は、リーダーを明確にすること。最初はキレイになった場所も、いつしか元に戻ってしまったという経験は、みなさんにも一度はあるはずです。これを回避するためには、責任と権限をもったリーダーを立てることが効果的です。特に複数名での共有スペースは「誰かがやるだろう」という流れになりがちなので、特に重要です。加えて組織内での認知を高めるために、組織トップが総責任者となり、メンバーの前でリーダーに権限移譲をすることが効果的です。もし家庭であれば、父親・母親のいずれかが、特定の家族を「片づけ大臣」として任命するのもよいでしょう。

2点目は、全員で取り組むこと。例外をつくることは乱れにつながり、結果として組織全体の士気も低下します。キレイな道ではゴミのポイ捨てをしない人も、ゴミだらけの道ではついついポイ捨てをしてしまうのと同じです。実際に手を動かすことは、片づけを自分事として取り組んでもらう効果があります。さらに、清掃活動などを一斉に行うことで、「みんなで一緒に取り組んでいるんだ」という一体感も醸成できます。このような点でも、年末の大掃除を家族全員で取り組むことは非常に意味があるのです。

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3点目は、定期的に実施をすること。一度は理想的な状態になっても、時間が経てば新しいものは増えるし、ゴミやホコリもでてきます。職場であれば、大きなプロジェクトが終了するタイミング、年に数回ある長期休暇の前後や毎週の決まった曜日など、さまざまな設定方法が可能です。家庭であれば、毎年年末の大掃除がまさにこれにあたります。

職場でも家庭でも片づけに取り組むことが多いこの季節。単に、「すっきりとキレイにする」だけではなく、今よりももっと楽に必要なことができる(=生産性が高い)環境づくりへの一歩として取り組んでみてください。

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