超簡単!「書類の山」から解放される片づけ術 発想の転換ひとつで「新しい収納法」に!
「積み上げ型」の収納は悪いものではない
収納の苦手な人の典型的な行動として、「積み上げる」というものがあります。書類を収納するのが面倒くさくて、机の上に書類を積み上げ、本を積み上げ、さらにその上にパソコンを置いたりする。そのうち支えきれずに、書類の山が崩れ落ちたりする……。
これはまさに惨劇なのですが、実はこの「積み上げ型」の収納は、それほど悪いものではない、というのが今回のテーマ。書類を積み上げる収納方法を、僕は「かさね収納」と呼んで、積極的に活用しています。
書類を積み上げるのは、見方を変えれば机の上の空間を有効利用していると見ることもできます。また、手に取った書類をどんどん上に積み上げていると、最近使ったものが上にあるということがわかるので、書類を見つけるのにもそれほど苦労しません。時系列に並んでいると、案外その場所を思い出せるものです。
振り返ってみても、私が広告代理店に勤めていた頃、仕事のできた人には、きれい好きな人もいた一方で、書類を山のように積み上げていた人もいました。机が汚いからといって仕事ができないわけでもなく、むしろそれだけの仕事量を楽々とこなしていたのです。
私も、たくさんの本や資料を読んで調べ物をしながら執筆する時などは、この重ね収納による整理を行っています。机の上にうず高く積み上げられた資料は、一見散らかっているように見えて、実は秩序を保っています。資料の場所と、資料を使った時間とが対応していることによる、ずぼらながらも効果的な整理が実現できているからなのです。
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