「中間管理職のツラさ」を軽くする3つの方法 「◯◯ハラ」気にしすぎでは何も指示できない

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部下育成も大事ですが、部下と上司の間で日々苦労している中間管理職にも、もっとスポットライトを当てるべきです (写真:xiangtao / PIXTA)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

「中間管理職」と一言にいっても、企業によってその形態は様々ですが、上司と部下の間に挟まれて心身ともに負担が大きいのは、どこでも共通した悩みでしょう。

悲痛!「中間管理職こそケアして欲しい」

そんな中間管理職の皆さんからは、「会社の意向で、部下育成に焦点を当てた研修ばかり受けさせられているけれど、自分たち中間管理職こそケアして欲しい」という切実な訴えを受けることが、よくあります。

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 学校の中学年や、きょうだい中の中間子のように、“真ん中”というのはとかく放置されがちなもの。企業においても、中間管理職の方々は自分たちにスポットライトが当たらない中で、頑張っているのです。

ですから、私が実施している研修では、「部下育成」をテーマとするものであっても、途中に管理職ご自身の振り返りができるワークを取り入れることにしています。すると、会場の管理職の皆さんは大いに盛り上がり、お互いのチェックシートを見合って収拾がつかなくなることすらあります。自分たちにフォーカスされる時間がいかに貴重であるか、よく伝わってきます。

では、中間管理職の辛さを軽減する方法はあるのでしょうか。今回は、大きく3つに分けてご紹介していきます。

①マネジメント以外の仕事は、細分化して周囲と連携

中間管理職の辛さの原因の1つに、“気持ちの拠りどころのなさ”があります。「管理職なんだから…」という周囲からの目と、自分自身の気概も相まって、相談できる相手が見つけにくいのです。例えば、自分の部署でトラブルが起きたとしましょう。部下からは、「何とかしてください」「自分たちではどうにもならないので、上に掛け合ってみてください」と言われ、かといって上司に相談すると、「管理職になったんだから、それくらい自分で処理してもらわないと」と言われてしまいます。まさに、板挟み状態。

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