出光興産創業者は、一体どこが凄かったのか

「海賊とよばれた男」監督から見た出光佐三

映画「海賊とよばれた男」は出光興産とその創業者出光佐三がモデルとなっている ©2016「海賊とよばれた男」製作委員会 ©百田尚樹/講談社
岡田准一主演で2014年年間邦画興行収入ランキング第1位に輝いた国民的大ヒット映画『永遠の0』のチームが再集結した『海賊とよばれた男』が12月10日より全国公開となる。明治・大正・昭和の激動の時代を舞台に、名もなき一青年から身を興し、やがて戦後の日本に大きな勇気と希望を与える大事業を成し遂げていく主人公・国岡鐡造(くにおかてつぞう)の姿を描いた本作。吉岡秀隆、染谷将太、堤真一、ピエール瀧といった山崎作品に欠かせない実力派俳優陣に加え、本作で初参加となる綾瀬はるか、鈴木亮平、小林薫など、日本映画界を代表する豪華キャストの競演が実現した。
この経済歴史小説に見たものは何なのか。また、スタッフを率いるリーダーとして、出光興産創業者の出光佐三氏をモデルとした国岡鐡造に何を見るのか。希代のヒットメーカー・山崎貴監督に話を聞いた。

「永遠の0」ロケ中なのに夢中になって読んだ

この連載の過去記事はこちら

――本作のオファーは『永遠の0』の撮影時にすでにあったそうですが。

オファーというより、(『永遠の0』の原作者でもある)百田尚樹さんが新しい本を書いたということで、読ませてもらったのがそのタイミングでした。でも読み始めたら止まらなくなっちゃって。『ロケ中なんだけどなぁ。明日、朝が早いのに』なんて思いながら。僕は本を読むのが早いので、その日のうちにせめて上巻だけでも読んじゃいたいなと思いながら、夢中になって読みましたね。

次ページ偉人を映画にするには難しい
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 近代日本を創造したリアリスト 大久保利通の正体
  • ほしいのは「つかれない家族」
  • 赤木智弘のゲーム一刀両断
  • 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」
トレンドライブラリーAD
人気の動画
築40年超「老朽マンション」丸ごと建て替えの大問題
築40年超「老朽マンション」丸ごと建て替えの大問題
「料理が突然、上手になる」たった1つの簡単秘訣
「料理が突然、上手になる」たった1つの簡単秘訣
山手線2日間運休「渋谷駅大工事」何をどう変えた
山手線2日間運休「渋谷駅大工事」何をどう変えた
AOKI、コロナ禍で売れた「パジャマスーツ」で描く復活戦略の要諦
AOKI、コロナ禍で売れた「パジャマスーツ」で描く復活戦略の要諦
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
持たざる国・日本に大激震<br>エネルギー危機が来る

脱炭素の移行期に化石燃料の争奪戦が勃発。天然ガスの価格は歴史的な急騰を記録しました。余波はサプライチェーンの混乱から世界経済の後退懸念、原発待望論まで広がります。資源小国の日本が生き残る道はあるのでしょうか。

東洋経済education×ICT