有休取得・夏の陣!"戦略的な"取得法とは? 「いつとるの?」「今でしょ!」は通用しない

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男性上司「さっきから黙って聞いてりゃ、女だからって甘えるな! 男は休まないで働いてるんだよ!」

甘えてる? まるで昭和時代の台詞のようですねぇ(笑)。ではこちらのデータをご覧いただきましょう。これは日本経済新聞に掲載されていた「共働き夫婦、寝不足なのはどっち?」という記事です。これによると働く男女の睡眠時間は、先進9カ国でなんと日本が最も短いとありました。

女性のほうが睡眠時間が短いのは日本だけ?

そして女性の睡眠時間は、いちばん長く寝ているフランス女性が8時間38分だったのに対し、日本の女性は7時間27分。しかも、ここが大切です。“女性のほうが男性より睡眠時間が短いのは日本だけ”だったのです。このように働く女性は想像以上に忙しく、さらに家に帰っても家事に炊事に場合によっては育児、さらには肌のお手入れ……と、休息できることがどれだけありがたいか。

男性上司「……(咳払い)大和なでしこは偉いね!」

見事に手のひらを返されてしまいましたが、男女にかかわらず、部下が有給休暇を取得するのは大事なことです。しかし時には、チームの繁忙期であったり、人手不足であることも多く、上司としては「この時期に休みなんて」といらだつ気持ちを抑えられないこともあるでしょう。そこで大事なのは、言い方なのではないでしょうか。

「休暇を取りたい気持ちはよくわかる。いつもチームのために力を振り絞って貢献してくれてありがとう。みんながプライベートも充実させていくために、まずはみんなで結果を出そう!」

また部下が気持ちよく休みが取れるよう、その言い方もあらかじめ上司から示唆しておいたほうがいいかもしれませんね。

「みんなが気持ちよく休めて、お互いに協力しあうためにも、時期については事前に相談してほしい!」

このような言い方をチョイスすることで、上司の考えも理解できますし、休暇の後には戻ってきた部下から感謝の気持ちとともに、さらに仕事にも励んでもらえることでしょう。すべては男性上司である皆さんの舵取り次第なのです。

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