有休取得・夏の陣!"戦略的な"取得法とは? 「いつとるの?」「今でしょ!」は通用しない

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女性部下「そうなんですね……。決めた! もう会社辞めちゃお!」

この女性部下の短絡的な意見も信じられませんね(苦笑)。けれどこのように「休暇を重視する」女性部下の意見も尊重されるべきなのです。なぜなら、女性が長く活躍していくためには、この「有給取得」に切っても切れない縁があると私は思っているからで、事実、「企業の女性活用度調査」(日経ウーマン調べ)では、年間総労働時間や有給休暇取得率、男女社員の育休取得率などを評価した「ワークライフバランス部門」が設立されているほど、今や有給休暇取得は女性の就業継続に欠かすことのできないファクターとなっているのです。

女性のワークライフバランスの価値観とは?

内閣府では、「仕事は、暮らしを支え、生きがいや喜びをもたらすものですが、同時に、家事・育児、近隣との付き合いなどの生活も、暮らしに欠かすことができないものであり、その充実があってこそ、人生の生きがい、喜びは倍増します」と仕事と生活の調和(ワークライフバランス)の大切さを謳っています。そして営業部女子課で多くの女性社員と接している私から見ても、男性上司の皆さんが想像している以上に、女性は「ワークライフバランス」の「ライフ」の部分を重視していると感じるのです。

就職情報会社「マイナビ」による1803名の調査によると、仕事が終わった後の俗に言う「アフターファイブ」に会社以外の人との付き合いを望む人が、なんと74.0%も占めていることがわかり、「若者の間でワークライフバランスの意識が浸透し、仕事と私生活を切り離して考える人が増えているのではないか」としています。

女性部下「会社の人と飲むって、ちょっと……、なえちゃうっていうか。いえ、仕事は大好きなんですけどね」

そうなのです。上司から仕事、仕事、仕事と圧力をかけられると、かえって冷めて白けてしまう女性は意外と多いのです。

女性部下「メリハリっていうか、ONとOFFは大切ですよ。休暇があるからこそ仕事も頑張れるんです!」

仕事も大事。けれど、オフも大事。これが女性部下の本音です。

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