高橋代表とは月1回会う 経営には口出しされない−−元久 存 ユニマット山丸証券 次期社長

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高橋代表とは月1回会う 経営には口出しされない−−元久 存 ユニマット山丸証券 次期社長

武富士やコンサルタント会社の社長を経て、再び証券界に戻ってきた。

もともとは(前職のコンサルタント会社で)ユニマット山丸証券の新規事業であるFX(外国為替証拠金取引)の立ち上げを手伝っていた。そこで木内忠臣社長(6月26日に退任予定)や、ユニマットグループの高橋洋二代表から頼まれて、経営も任されることになった。松井証券時代から数えて10年近く経営者の立場にいるので、その点には自負もある。

社長として証券会社を経営するのは初めてだ。

専務だった松井証券時代も、いろいろなことを提案したが、最後に決断するのは松井道夫社長だった。私が証拠金の数倍の売買ができる信用取引の決済期日を無期限にする新サービスを提案したら、反対役員がかなりいた。それでも松井社長が新サービス導入を決めて、結果としてうまくいったことがある。社長という職は、最後は自分の責任で意思決定しなければならない。その点では重責だ。

証券界の事業環境をどのように分析しているか。

当社は85年の歴史を有し、証券界では中堅に位置する。ただ、今後の業況は厳しさを増すと予想される。かつて私が在籍した山一証券が1997年に経営破綻したように、大手ですら絶対安泰とはいえない。特色を出していかなければ生き残れない。そのためにどうするかを今考えているが、なかなか難しい面もある。断言できるのは、大手と正面を切って勝負しても勝ち目はないということだ。「売り上げが立つから」といろいろな事業に手を広げるより、「やらない」ことを決めて、取扱商品を絞っていかなければならない。

長者番付の常連としても有名なユニマットグループの高橋代表は、経営に口を出してくる?

高橋代表とは月に1回ぐらいのペースで会っているが、基本的に経営に口出しされたことはない。ユニマットグループの各企業は資本と経営、執行がそれぞれに分離されている。6月26日付の人事で常勤の取締役は私一人になるが、執行役員は原則として私の裁量で決めていいと高橋代表から言われている。私も代表取締役という立場にとらわれず、気持ちは執行役員のつもりで経営に臨んでいく。

わずか9カ月の在任期間で社長を退いた武富士で、また異例の社長交代があった。

詳しい事情は聞いてないし、わからない。ただ、武富士は創業者(故・武井保雄氏)の影響力が大きすぎて、いまだに経営が難しい面がある。特に、創業者が残した成功体験を否定するのは、かなり大変なことなのだろう。
(武政秀明 撮影:梅谷秀司 =週刊東洋経済)

もとひさ・めぐむ
1961年生まれ。86年東京大学文学部卒、山一証券入社。松井証券専務、武富士社長、コンサルタント会社社長などを経て、2007年11月ユニマット山丸証券専務。08年6月26日に社長就任予定。

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