「働いたら負け」がウソである6つの根本理由 「カネがあれば仕事しない」では人生間違える
私もあなたと同じように、働くのはとてもつらく、苦しいことだと思っていました。いまはどうか、と言えば、あまり変わっていないようにも感じます。相変わらず仕事は苦しいですし、楽であることは1つもありません。
でも、働くことはあなたに多くの物をもたらすでしょう。少なくとも私は6つあると考えています。
1つ目、「働くことは、おカネをもたらす」。
「おカネなどいらない」という人も世の中にはいます。でも、あって困るものでもありませんし、多くの人はおカネがなければ生活できません。むしろ、おカネのために働くという人もたくさんいます。
ただ、おカネのためだけに働くのであれば、あなたの言うとおり、仕事はつらく、苦しい物になってしまうかもしれません。多くの人は、人生の大半を働いてすごしますが、それがつらく、苦しい物であることはできれば避けたいでしょう。
ですから、「仕事がどうしたら楽しくなるか」ということについて、知っておくことは大切だと思います。
2つ目、「働くことは、明確な目標をもたらす」。
「なんのために生きるのか?」という問いに対しては私は答えることができません。でも、会社に入ってもらえれば、この1年、何に取り組んでもらうか、ということについては明確なものを与えることができます。
毎日を無為にすごすよりも、明確な目標を持ち、それを達成するために努力することは価値があります。
出会いが人生を変えることも
3つ目、「働くことは、出会いをもたらす」。
単に消費するだけなら、誰とも会わずに済みます。そういった孤独が好きな方もいらっしゃるでしょう。でも、ほとんどの方にとって孤独はつらいものだと思います。
働くことは、社会に参加することです。働くことで、さまざまな出会いが発生します。職場の人のみならず、お客様、協力会社、関連する取引先にはさまざまな方々がいます。
もちろん、それらがすべて、あなたにとって意義ある出会いかどうかはわかりません。ですが、「一期一会」という言葉もあるように、1回の出会いが人生を変えることもあります。
4つ目、「働くことは、学びをもたらす」。
働くことは、学びをもたらします。会社に入れば知らないことだらけ、毎日学ばなければならないでしょう。また、自分の知識が陳腐化しないよう、学びはずっと続ける必要があります。
ただ、会社を経営していると、「学校の勉強が苦手だった」という人とよく出会います。でも、安心してください。学校の勉強と、会社における学びは、異なります。
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