パナソニック、スマホ戦略の憂鬱 ドコモ“ツートップ”の外側でブランド確立に奔走

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また、上述のアンケート調査を読み解けば、パナソニックが開講するスマホ講座のターゲットとされる「スマホの使い方を学べる講座があれば、買い替えを検討する」と回答しているユーザーは全体の7%。ここをターゲットとするという理屈はわかるが、そもそもアンケートの調査時期が5月31日~6月2日と端末の投入直前ということから、差別化を狙った販促を仕掛ける動機を「後付け」した感も否めず、ターゲット層の設定には疑問も残る。

スマホ市場は「指名買い」傾向が強い

iPhoneが圧倒的な人気を博し、ドコモが“ツートップ”に絞り込んでいることは、そもそもスマートフォン市場において、端末は指名買いされる傾向が強く、ブランド力が生命線になっていることを示している。ガラケーからの乗り換えユーザーも、ブランドを気にして購入するだろう。

パナソニックがエルーガの決定的な魅力を打ち出せない中で、先にブランドイメージを確立し、ドコモの後押しもあるギャラクシーやエクスペリアを押しのけて台頭するシナリオは描きにくい。ブランド確立の立ち後れを今なお引きずっているうえ、さらに“代表落ち”のハンデを背負わされたところに、パナソニックの憂鬱がある。

田嶌 ななみ 東洋経済 記者

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たじま ななみ / Nanami Tajima

2013年、東洋経済入社。食品業界・電機業界の担当記者を経て、2017年10月より東洋経済オンライン編集部所属。

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