「罵倒するだけの上司」に耐えても仕方がない 仕事の成果は「環境」で変わる

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「自分で考えろ」と言われてしまうような環境や、そもそも会話ができないような環境では、みかんさんの学びのスタイルとは対極にありますから、これ以上、その会社にいてもご自身にとって成長はあまり望めません。

10人程度の会社で現在そのように悩まれているということは、その上司だけではなくおそらく会社全体がそのような感じで、みかんさんが相談したりアドバイスをもらえるような人が存在しないということなのでしょう。

であれば、今いる環境がみかんさんの学びや仕事のスタイル、実力と合致していないということです。先ほどの方程式の左軸である「環境部分」が大きく崩れているのでしょう。

冒頭にて若いうちは自分にとってハードルの高い仕事を、という話をしましたが、それは成長をするために、という前提があってのことです。やみくもにつらい仕事を勧めているわけでもなく、どんな会社でもいいからハードルの高い仕事をしろ、というわけでは決してありません。

自分に合った環境で、正しい努力をするべし、ということです。成長が望めない仕事や環境に身をこれ以上置いておくべきではありません。大切な若い時期を、自分にとっての将来性のない場所で、これ以上無駄にするべきではないのです。

環境を変えることは「失敗」ではない

もちろんそれは、みかんさんにとって将来性のない場所、というだけの話であり、ほかの人にとっては将来性のある場所である可能性もあるのです。それはそれぞれの仕事や学びのスタイルによるからです。

成長するために、自分に合った環境に変える、それは失敗でも何でもありません。普通にするべき意思決定です。

むしろ先が見えない中、ズルズルと過ごし、自分も環境も変わらないのに結果だけが変わることを「祈る」のは時間の無駄です。

繰り返しですが、キャリアは長距離競走です。目先の軌道修正に躊躇せずに、アクティブに自分の人生を切り開きましょう。応援しております。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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