勝ち組先輩1000人が証言「就活は早めに限る」

早期内定者が後輩に贈る3つのアドバイス

では具体的に何を早く始めればいいのか。勝ち組先輩が一番に勧めるのが「自己分析」だ。
「早い時期に自己分析をすること」(国公立大理系)
「早めの準備が肝。自己分析を早くから始めてしっかりと自分の軸を見つけるべき」(早慶クラス文系)

といった声が相次ぐ。

では自己分析とは何なのか。一言でいえば、「自分を知ること」。自分はどんな価値観をもっていて、どんな仕事をしたいのかを見つけることである。これまでどんな人生を送ってきたのか、今大事にしていることは何なのか。紙に書き出してみたり、就活ナビなどにある自己分析ツールを使ってもいい。方法がわからなければ、「キャリアセンターに相談に行けばいい」(国公立大文系)、という助言も有効だ。

就活になぜ自己分析が必要なのだろうか。数年前を振り返ってほしい。大学や専攻を決めるとき、自分がこれから何をしていきたいのかを一度は考えたはずだ。得意な科目で受験ができるとか、どの学科でもいいからその大学に入りたい、偏差値で入れそうといった選び方をしてきた人が多いかもしれないが、そこで将来の職業を目指して専攻を決めた人もいる。

何をしたいか考えるのが「自己分析」

就活は、社会人としてどんなスタートを切るのかを決める重要な選択になる。仕事で人が最も力を発揮できるのは、やりがいを感じて仕事をした結果、社会に貢献できていることを実感したときである。だからこそ企業は面接で、この会社に入ってどんなことをしたいのかを聞くのだ。自己分析で自分の価値観を認識し、自分の軸を持っておけば、その後の業界研究では、自分が企業とどうマッチするのか見えてくる。だから最初に自己分析に取り組むのだ。

とはいえ、価値観や考えは、就活の中でさまざまな刺激を受けることで変化するもの。机上の自己分析にばかりに深入りしすぎて時間をかけるのは避けたい。おススメなのは、とにかく多くの社会人に会うことだ。具体的に仕事の内容ややりがい、つらいこと、楽しいことなどを聞いて、自分はどこに共感して、どこに共感できないかを確認していく。そうすればなりたい自分がおぼろげながら見えてくるはずだ。ある程度見えてきたらさらに先に進む。他にもやらなければならないことはたくさんある。

次に先輩が勧めるのは、「業界研究」と「企業研究」だ。
「業界や企業については、よく調べれば調べるほどよいと思います」(早慶クラス文系)
「業界・企業研究を早くから始めると、もっと世界が広く見えてくると思う」(私立大理系)

というように、文系・理系を問わず、多くの先輩がアドバイスしている。

業界研究は、特定の業界を絞り込まず、興味が薄い業界も含めて広く見てみることが大事だ。学生生活を送る中では、業界や企業といっても、自分の身の回りで知っている商品を作っているメーカー、サービスを展開している企業、テレビコマーシャルで見る会社など、いわゆる有名企業や消費者向けのB to C企業しか知らないものだ。法人向けのビジネスを展開するB to B企業や、宣伝をほとんどしていない中小企業も新卒採用をしているのに、気がつかないことが多い。

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