DMM会長がアフリカに100億円を投じる理由 欲しているのは、発想力ではなく実行力

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――日本に持って来ようと決心して、実際に持って来た人が偉いと。

そう。俺もUber(配車アプリ)みたいなサービスがあったら絶対便利だなって考え付いたことはあった。

亀山敬司(かめやま けいし)/DMM.com取締役会長。石川県加賀市出身。税理士を目指して上京するも、露天商に弟子入りし、商売・経営の世界へ。現在、FX、英会話、ゲーム、太陽光発電、3Dプリンタ、VRシアター、アフリカ事業、スタートアップ支援と多岐にわたる事業を展開するDMMグループを率いる。素顔は公開していない

でも、何からどう手をつけたらいいのか見当もつかなかった。日本だとタクシー会社と組まなきゃムリだよなと思ったくらいで、その先は動かなかった。結局、偉いのは実際にやった人。ほとんどのビジネスなんてそう。

俺も高卒でさ、とにかく色々動いてきたことくらいしか自慢がない。今は新卒で頭のいい人がたくさん入ってきているから、そういう社員がどんどん動いてくれると面白い。

別に「人生をかけてやる」なんて過酷なことでもない。損失が出ても会社の負担だし、逆に当たればそこの責任者になれるかもしれない。タダでチャンスをもらえるのだから、やらない手はないはず。 

(撮影:風間仁一郎)

長瀧 菜摘 東洋経済 記者

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ながたき なつみ / Natsumi Nagataki

​1989年生まれ。兵庫県神戸市出身。中央大学総合政策学部卒。2011年の入社以来、記者として化粧品・トイレタリー、自動車・建設機械などの業界を担当。2014年から東洋経済オンライン編集部、2016年に記者部門に戻り、以降IT・ネット業界を4年半担当。アマゾン、楽天、LINE、メルカリなど国内外大手のほか、スタートアップを幅広く取材。2021年から編集部門にて週刊東洋経済の特集企画などを担当。「すごいベンチャー100」の特集には記者・編集者として6年ほど参画。2023年10月から再び東洋経済オンライン編集部。

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