ブラック彼氏を見分けるには父親を観察せよ お相手が田舎出身の場合は、特に注意しよう
亭主関白という言葉は古めかしく感じますが、未だにそういった家庭は多く、特に地方によってはそれが主流と言っても過言ではありません。あなたの彼にそんな成育環境があったなら、モラハラ系の夫になるかもしれないと考え、対策を講じるべきです。
家庭で育まれた性格は、大人になるほどに、そして年齢を重ねるほど色濃くなっていきます。彼が父親のことを「ああいうタイプにはなりたくない」と思っていても、自分が育った家族のイメージから逃れるのは難しく、自分が家庭を持つと無意識のうちに育った家庭に近づいていくのです。
両親を巻き込みたがることも特徴のひとつ
すぐに夫婦生活に両親を巻き込みたがることもモラハラ系の特徴です。
たとえば、あるモラハラ夫は、ことあるごとに「オマエの親より、オレの親のほうが偉い」と、妻に語っていました。自分の両親のことを悪く言う割に、妻が実家に帰ると「オレの親を尊敬していない」と怒り、実家にあまり帰らないように言っていました。
また、別のモラハラ系の夫は、夫婦喧嘩をすると両親を呼びつけます。いちばん多いパターンでは、夫がまず実家に電話をして母親に言いつけることから始まります。
「彼女がこういうことを言っている。おかしいから注意してやってくれよ」
これに対して、彼の母親がいさめる様子はありません。
「息子がそう言っているから、わかってあげてもらえるかしら」
と言い、父親に虐げられてきたおとなしい母親は、嫁に対して、むしろ理解を求めようとするのです。
やがて本格的な離婚話に発展すると、夫は母親との電話では飽き足らず、父親まで田舎から呼び寄せるようになります。
両親の加勢により、ますます勢いをつけていく夫。「ほら、オレの親もおかしいって言っているよ」と、実家の基準を強調して、自分が言っていることが正しいと、妻をますます責め立てます。
親からしても、息子の言っていることが「正義」。家族そろってあなたを攻撃するのが、特に悪いことだとは思っていないのです。
次に、夫とその父親があなたの両親を呼びつけて、こう言い始めます。
「どうやら、娘さんの育て方を間違えていたようですね」
これではまるでイジメそのものですが、私は似た実例を何件も経験しています。彼が田舎の長男だったケースの多くは、「両家を交えた話し合い」を経て相談に来ているのです。
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