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小泉進次郎は、一段とすごい政治家になれる 世襲候補は、地元から離れて立候補を

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さて、ここからが本題ですが、世襲批判を吹き飛ばしてしまうほどの進次郎氏のすごさとは何でしょうか?

高い演説力は努力なしでは身に付かない

第一に、努力家であることです。もちろん、純一郎氏から引き継いだ天性の才能もありますが、相当の努力もされています。高い演説力、そして豊富な知識は、努力なしで身に付くものではないのです。

今ではぶら下がり取材をまったく拒むことなく、大物政治家たちに、進次郎氏のつめの垢を煎じて飲んでほしいほど、機知に富んだ華麗な受け答えをしている進次郎氏ですが、立候補表明をしたばかりの頃はそうではありませんでした。

メディアの力、特にメディアの恐ろしさを知り尽くした進次郎氏のブレーンらは、メディア対応に慣れていなかった進次郎氏をメディアから完全に遠ざけ、そのまま無難に選挙戦を終える予定だったと聞きます。

公開討論会に出ればボロが、と期待もしていたが…

しかし、純一郎氏の電撃的な引退表明と進次郎氏の後継指名後、すぐに行われるはずだった総選挙が延びに延び(その点では、純一郎さんの読みが外れたと言えます)、さすがにいつまでも進次郎氏を隠しているわけにはいかなくなり、公開討論会においてメディアデビューすることになったのです。

表に出ることなくずっとベールに覆われていた進次郎氏に対し、小泉家という何か見えないものと戦っている気がし、やるせない思いをしていた私にとって、ようやく相手が表に出てきてくれる、そしてやっと政策を競わせられることが非常にうれしかったことを今でも覚えています。

また、ブレーンらが必死で隠しているということは、進次郎氏は演説が苦手で、公開討論会に出てきてくれれば、きっとボロが出るに違いないとひそかに期待していました(笑)。

しかし、公開討論会に出てきた進次郎氏の巧みな弁舌に、しょせん世襲のボンボンだろうと見くびっていた人々は、皆、度肝を抜かれたのでした。

後で知ったことなのですが、進次郎氏は自らが世襲候補であり、批判の対象になることを強く意識し、その批判に負けないだけの努力をしたようです。世襲議員には世襲議員なりのつらさがあるといったところでしょうか。

さて、進次郎氏のすごさをさらに具体的に見ていきたいところですが、予想以上にスペースを使ってしまいましたので、検証は次回に続きます。

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