ネット選挙解禁でも、政治は劇的には変化せず

マスコミの「ネット選挙=政治激変」論調への違和感(上)

ネット選挙解禁で何が変わるのか(昨年の衆院選、撮影:尾形 文繁)

インターネットを使った選挙運動を解禁する改正公職選挙法が成立し、ホームページ、ブログ、ツイッター、フェイスブックなどを使った選挙運動が可能となりました。また、現時点では候補者と政党に限定されていますが、電子メールを使っての選挙運動もできるようになりました。

「ネット選挙解禁=政治が変わる」は幻想

これを受け、「ネット選挙解禁で政治は変わる!」といった論調が主流となっていますが、はたしてそうでしょうか?元政治家の政治解説者である私は、そのような主張に異論を唱えたいと思います。

インターネットが生活のあらゆる場面に浸透しているネット社会において、ネット選挙の解禁は必然の流れであり、それをずっと拒んできた国会の姿勢は、糾弾されてしかるべきです。しかし、ネット選挙が解禁されたことで、これまでの旧態依然とした政治が飛躍的に変わるかというと、私は極めて懐疑的なのです。

次ページなぜ、ネット選挙に対する大方の見方と違うのか
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