マルハン社長、「太平洋クラブ」獲得の真意 アコーディア流の低価格ゴルフ路線は採らず

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三井住友VISA太平洋マスターズは非常に伝統があり、大会そのものにブランド価値がある。選手の皆さんも年間でのベストトーナメントに挙げるぐらい評価の高い大会に育っている。三井住友VISA側の考え方も当然あるだろうが、できたら、現在の大会をそのまま継続するのが望ましい。現状でかかわっている方々とはそういう方向で話し合いを進めていく。この大会については今の名称のまま続けたい。

それとは別に、(マルハンの名称を冠につけた)新たなゴルフの大会を作り上げていくことについては、これからの検討課題となるが積極的に考えていきたい。

平和と経営面で連携はないが、ジュニア育成など検討も

――同じパチンコ関連業界で、PGMを傘下に持つ平和と、何らかの連携を行う可能性はあるのか。

今のところないと思う。平和との仲は悪くはないが、それは別々の経営でいくと思う。

――平和はオーナーの石原昌幸氏が中心になり、「一般財団法人ジュニアゴルファー育成財団」を4月1日に設立。ジュニア選手育成を掲げ、賛同企業を募っている。

そういう動きに協力して、ゴルフ業界全体を盛り上げていくということはあるかもしれない。が、まずは太平洋クラブの運営をしっかりやっていくことが大前提。それにとどまることなく、ゴルフ業界にわれわれも参加していくので、産業そのものが発展していくために、機会を作って貢献していくことは欠かせない。

その意味では、あるときは単独でやり、あるときはいろいろなところと協力しながら、そういうことを実現していきたい。(石原氏のように)ジュニア選手育成などに取り組んでいかれることはすばらしいことだと思う。われわれもジュニア選手育成のようなことは今後検討したい。

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