お寿司｢シャリ残し｣問題の解決策はコレだ！ 賢く選べば､低糖質メニューはこんなにある

・ベジパスタ

小麦粉で作られているパスタの代わりに、野菜を細切りにしてパスタに見立てたもの。中でも、最近食卓でも一般的になってきたズッキーニを使用するのが人気だ。ベジパスタを作るための専用調理器具もヒットしている。

「ズッキーニとえのきだけのベジパスタ」by国立マダム順子さん(上の画像をクリックするとクックパッドのレシピにジャンプします)

糖質制限とは、炭水化物をとにかく何か（特に良質なたんぱく質）に置き換えることで成功しやすいダイエットだ。このほかにも、おからで作ったクッキー、高野豆腐で作ったサンドイッチ、しらたきで作ったパスタなど、主食を置き換える様々な知恵がレシピとして投稿されている。こうしてみると、手作りの料理では工夫次第で美味しく糖質制限を実践できることがわかる。

一方、難しいのは外食時やコンビニエンスストアなどで何を選ぶかだ。いま問題になっているお寿司に限らず、牛丼、ラーメン、おにぎり、サンドイッチなど、外食のメニューや市販の出来合い品は、とにかく炭水化物のオンパレード。その中で、いかに糖質が少ないものを選べるかが糖質制限ダイエットを成功させるための近道なのだ。

いくつか例を挙げると、

・おにぎり1個をゆで卵や豆腐にチェンジ
・満腹度の高いサラダチキンを上手に取り入れる
・外食は焼き鳥や焼肉を選ぶ。味付けは糖質の含まれるタレではなく、塩を選ぶ

もっとも、最近では外食産業もこの糖質制限ブームを無視できなくなり、さまざまなメニューが登場している。「ナチュラルローソン」の低糖質パン、「ブランパン」シリーズや、長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」の、ちゃんぽんから麺をぬいた「野菜たっぷり食べるスープ」などが代表的だ。糖質制限ダイエット中の外食には、こうした低糖質メニューのあるお店の情報をキャッチして味方にするのが得策であろう。

しかし、ぜひ忘れないでいただきたいのは、この糖質制限ダイエットには、じつは落とし穴もあることだ。

糖質制限中の食物繊維不足に注意！

「糖質制限は、医師や管理栄養士の中でも賛否両論があるダイエット法です。というのも、脳のエネルギー源は、糖質のみ。糖質を摂取しないことで、心身にさまざまな弊害が起こることもあるからです。また、糖質制限とはあくまで糖質を『減らす』ことであって『抜く』ことではありません。摂取量は一気に下げずに、徐々に減らすというような工夫も必要です」(クックパッド管理栄養士)

「また、炭水化物を摂らないことで食物繊維の摂取量が減り、便通が滞ることもあります。こんにゃく、きのこ、海藻など食物繊維豊富な食材を積極的に摂ることをオススメします」（同上）

お寿司屋さんでシャリを残さずとも、工夫と選び方次第では美味しく、楽しく実践できる糖質制限ダイエット。生活に取り入れたいという人は、ぜひそのメリット、デメリットをきちんと理解した上で実践して欲しい。