知らないと損!アップルペイのお得な使い方 非対応のカードもあるので注意が必要だ
さらに国際ブランドでは、JCBとMasterCard、American Expressは対応していますが、VISAが完全には対応していないのが問題。正確には、iDやQUICPayを使ったリアル店舗での買い物には使えますが、VISAのネットシステムがApple Payに未対応のために、ネットショッピングやアプリ購入に使えません。また、同じくネット未対応のせいで、Suicaにチャージできない、つまり現状Suicaが使えない、というのも大きな問題。このため、同じカードユーザーでも、国際ブランドがVISAの場合は、ブランドをJCBかMasterCardに変更する必要が出てきます。
――それはかなり面倒な手続きですね。
岩田:いずれにしても、ユーザーは自分のカードがApple Payに対応しているか調べて、対応していなければ、ほかのカードに乗り換える必要があるわけです。
Apple Pay利用でオススメカードはこの3つ
――そんななかで「Apple Payでの利用にオススメのクレジットカード」というと、どんなカードが挙げられますか?
岩田:Suica系のなかから選ぶなら、「ビュー・スイカ」カードですね。JR東日本の窓口でのチケットや定期券購入(更新)、Suicaチャージなどで通常の3倍のビューサンクスポイントが貯まります。
QUICPayと結びつきが強いカード会社はJCBやトヨタファイナンスなどがありますが、JCBがQUICPayの開発元だけに、オススメはJCB ORIGINAL SERIES。JCB会員専用の「MyJCBアプリ」がApple Payと連携し、アプリ経由でポイント交換が簡単に行えるなど、利便性も高いです。
一方iDの場合は、開発元であるNTTドコモと三井住友カードとの結びつきが強いですが、特にポイント還元率が1%の高還元率で、ローソンでの3%割引など、各加盟店ごとの特典も適用されるNTTドコモのdカードは魅力的です。これらのカードの発行元はApple Payとの連携をいち早く進めてきただけに、他のカードに比べて有利な立場にあるといえ、今後ポイント以外にもいろいろなサービスの提供が期待できます。
――Apple Payを利用したい人で、現在使っているクレジットカードが対応していない場合は、対応しているカードのなかでもポイント還元率がいいものなどを探してみるのもいいかもしれませんね。
岩田:本来は共通ポイントのように、Apple Payの利用でポイントが付けばいいんですけどね。でも、アップルはそれはやらないだろうな。安易にその手の“おトク”アピールに走らないところが、アップルのいいところでもある。そういう哲学に惚れている人が、日本人にも多いですからね。
(文:平島憲一郎)
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