ソフトバンクの携帯、クラウドで健康管理 13年夏モデルで導入、高齢者向けのシンプル仕様も

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そのほか、「AQUOS PHONE Xx」(シャープ)は業界初の「フルセグ」(地上デジタル放送)対応スマホ。クアッドコアCPU、5.0インチのフルHD液晶を搭載している。バッテリーは3080mAhと大容量で、2日間充電なしでも利用可能だ。

「ARROWS A 202F」(富士通)もクアッドコアCPUを搭載。フルセグ対応、5.0インチフルHD液晶で、3020mAhの大容量バッテリーも自慢だ。横幅60.4ミリの手のひらサイズ、短時間で放射線量を測定できる「AQUOS PHONE ss」(シャープ)や、重量94グラムと防水スマホでは世界最軽量の「DIGNO R」(京セラ)なども披露された。今回発表された端末はアンドロイド対応のスマホだ。ハイスペックな機種から女性向けや高齢者向けの機種までそろえており、主力端末であるアップル「アイフォーン5(iPhone5)」をうまく補完するラインアップとなっている。

「つながりやすさ」を強力にアピール

また、4月末の決算説明会に続き、今回も「つながりやすさ」を強力にアピール。孫社長は、細かく基地局を設置する「小セル化」やWi-Fiスポットの急拡大、グループのイー・アクセスが保有する電波を利用する「ダブルLTE」などで、「ソフトバンクのネットワークはつながりやすく、快適に利用できる」と説明した。

さらに、米衛星放送大手のディッシュが名乗りを上げている米国スプリントの買収に関しては、「スプリント傘下のクリヤワイヤ(WiMAX事業者)は2.5ギガヘルツ(GHz)帯の電波を大量に保有しており、この活用法が再生に向けた大きなカギになる。ソフトバンクはこの帯域に最適なLTE規格(※TD-LTEと呼ばれる。現在、ソフトバンクのアンドロイド端末は、TD-LTEと100%互換性のある「AXGP」規格で通信している)をすでに商用化しており、端末も投入している。こうしたノウハウはディッシュ社にはないものだ」と改めて優位性を主張した。

田邉 佳介 東洋経済 記者

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たなべ けいすけ / Keisuke Tanabe

2007年入社。流通業界や株式投資雑誌の編集部、モバイル、ネット、メディア、観光・ホテル、食品担当を経て、現在は物流や音楽業界を取材。

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