実は、同じ職場で働いていても、セクハラを「受けやすい人」と「受けにくい人」がいます。これは、必ずしも年齢や容姿に関する傾向ではなく、セクハラを受けやすい人に共通の「特徴」があるということです。その特徴を明らかにしながら、セクハラ被害防止につながる方策を見ていきましょう。
セクハラは、男性から女性だけではなく、女性から男性、もしくは同性同士でもありうることですが、今回は、男性から被害を受けないよう、女性の予防策という観点から挙げてみます。
ターゲットになりやすい「関わり方」の特徴
■人当たりが良く、いつも笑顔
人と接するときに、笑顔を心掛けている方は多いと思います。もちろん、人当たりが良いことは、とてもいいことですが、職場においては、必要以上に笑顔を振りまく必要はありません。
また、「笑ってごまかす」という言葉あるように、不快なことをされた時や理不尽な思いを持ったときでも笑顔でいると、相手は「大丈夫」「問題ない」「OKサイン」だととらえてしまいがち。不快、嫌だと思ったら笑顔ではなく、真顔で関わるようにしましょう。
■会ってすぐ自己開示
フレンドリーなことは、メリットも多いと思いますが、会ってすぐに「ぶっちゃけ話」をする、聞いてもいないのに重大な過去や身の上話をするなど、自己開示が早すぎると「心を許してくれているんだ」と相手に思わせてしまう傾向があります。
いきなり個人的な相談を持ち掛けてしまうと、「すでに親しい関係」のように受け止められる危険があることを知っておきましょう。
■高い声、甘えたような話し方
甘えた感じの話し方は、男性の心理的ハードルを下げる傾向があります。特に女性は、緊張したり、改まった場面で発言したりする場合、声が高くなる人も少なくありません。
セクハラされやすいと感じている人は、職場や仕事先では、若干声を低くすることを心掛け、敬語をきちんと使うなどして、落ち着きのあるビジネスライクな話し方をするよう心がけましょう。
■独身
独身だと、不意に心ない言葉をかけられてしまうというのも、まだまだ強く残る傾向です。営業など、つねに新しい人間関係を求められる場合は、さまざまな価値観の人と接する機会が多いので、結婚していなくてもわざと薬指に指輪をする方もおり、実際に有効だという声も多く聞きます。
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